「罪の声」塩田武士

あまりにもよく知っていた事件で、小説として読めなかった。当時テープの声は、電話で聞け、中学生だった私が聞いていた。身近に感じられる内容だったので、その小説ということが衝撃的だった。

中学生ながら私も、この声の子はどう思ってるんだろうか…と頭をよぎっていた。

その子たちのその後が、小説通りかどうかはわからないが、とにかく犯罪に手を染めることは、家族など自分に関わる人たちの人生を狂わせてしまうことは確かだと思った。

その時代を知っていた者としては、とても面白く、小説としてとても読み応えのある内容だった。

内容(「BOOK」データベースより)

京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。それは日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始め―。圧倒的リアリティで衝撃の「真実」を捉えた傑作。 –このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

塩田/武士
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学卒業後、神戸新聞社に勤務。2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞、’11年、将棋ペンクラブ大賞を受賞。’12年、神戸新聞社を退社。’16年、『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞。同書は「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第14回本屋大賞第3位にも選ばれた。’19年、『歪んだ波紋』(講談社)で第40回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。