「秋の牢獄」 恒川光太郎

秋の牢獄 (角川ホラー文庫)

秋の牢獄 (角川ホラー文庫)

 

 私が、Kindle本を耳読した本を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

読み終えるまでの平均的な時間(2時間36分)

感想…

秋の牢獄と言う題名から思い浮かぶような、短編3作でした。素晴らしいと感じました。

それは、それぞれの短編は、個々のテーマのようなものがあって良さも違うのですが「秋の牢獄」という抽象的な題名を思い浮かべられる3作だったことに、私は感動しました。

きっちりとテーマに合った作品を、まったく違ったテイストで書けるというところを、素晴らしく感じました。

ちょっと違った意味で、面白かったです。なんか、ちょっとネタバレですね…。すみません。

作者の世界観の豊かさを感じられた作品でした。

内容(「BOOK」データベースより)

十一月七日水曜日。女子大生の藍は秋のその一日を何度も繰り返している。何をしても、どこに行っても、朝になれば全てがリセットされ、再び十一月七日が始まる。悪夢のような日々の中、藍は自分と同じ「リプレイヤー」の隆一に出会うが…。世界は確実に変質した。この繰り返しに終わりは来るのか。表題作他二編を収録。名作『夜市』の著者が新たに紡ぐ、圧倒的に美しく切なく恐ろしい物語。

著者について

●恒川 光太郎:1973年東京都生まれ。大学卒業後、様々な職業を経て、現在沖縄県在住。2005年「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞し、作家デビュー。同作は第134回直木賞の候補作となり、文壇の注目を集める。他の著書に「雷の季節の終わりに」「南の子供が夜いくところ」などがある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

恒川/光太郎
1973年東京生まれ。大学卒業後、様々な職業を経て、沖縄県在住。2005年、「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞。初の作品集『夜市』は、デビュー作にして第134回直木賞の候補作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

「ヘブンメイカースタープレイヤー」恒川光太郎

私が、Kindle本を耳読した本を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

読み終えるまでの平均的な時間(7時間10分)

感想… 

人間が何でも叶えられるとわかった時に、人間の欲望と言うものが醜いものだと感じて、主人公の卑怯さばかりが見えました。人間の身勝手さが嫌になりました。

でも、事実を受け止めて、新しい人生を歩み出した時、叶えて欲しいと思うことは、人の役に立とうというところへ行き着いた。

そこまで行き着くには、本当に多くの時間がかかって、また、醜かった部分がなければ、そこへはたどり着けず、人間は経験しなければ学べないと教えられたようでした。

これを異世界系のカテゴリーに入れるにはとても深く、とても読み応えがある物語でした。

私が、10個の願いを叶えられるような場面にあったら、どうするだろうか…と考えて、やっぱり初めは、モノを買うのかな、なんて想像していました。

内容(「BOOK」データベースより)

高校二年生の孝平はバイクで事故にあい、気づくと見知らぬ町にいた。「死者の町」と名付けられた地で、孝平は他の人間とともに探検隊を結成し、町の外に足を踏み出す。一方、自暴自棄になっていた佐伯逸輝は、砂浜で奇妙な男に勧められクジを引くと―見知らぬ地に立ち、“10の願い”を叶えられるスターボードを手に入れる。佐伯は己の理想の世界を思い描くが…。『スタープレイヤー』に連なる長編ファンタジー第2弾! –このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

恒川/光太郎
1973年東京都生まれ。大東文化大学卒。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞。単行本はデビュー作にして直木賞候補に。『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補と、新作を出すごとに注目を集める。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

juneberry-miyatomo.hatenablog.com

 

「雷の季節の終わりに」恒川 光太郎

雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)

雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)

 

お久しぶりです。

 私が、Kindle本を耳読した本を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

読み終えるまでの平均的な時間(4時間27分)

感想…

内容に深みがあってとても面白かったです。

投稿できない間も読み続けていて、今は少しホラー系が入りつつあります。

これも初めての分野です。

「穏」という今の世の中から隔離されている村での価値観と、今の世の中での価値観は異なるのですが、人の心は違わないと感じました。

物語中に出てくる「風わいわい」という憑依するものや「獣」にも同じ心があって、命に関しての価値観は同じであると感じました。

人は、何か力を持ってしまうと、傲慢なことをしてしまうものなのでしょうか。

でも、いつかはそれも正されるとで、この物語は終わってくれているところが救いでした。

内容(「BOOK」データベースより)

雷の季節に起こることは、誰にもわかりはしない―。地図にも載っていない隠れ里「穏」で暮らす少年・賢也には、ある秘密があった―。異界の渡り鳥、外界との境界を守る闇番、不死身の怪物・トバムネキなどが跋扈する壮大で叙情的な世界観と、静謐で透明感のある筆致で、読者を“ここではないどこか”へ連れ去る鬼才・恒川光太郎、入魂の長編ホラーファンタジー。文庫化にあたり新たに1章を加筆した完全版。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

恒川/光太郎
1973年東京生まれ。大学卒業後、様々な職業を経て、現在沖縄県在住。2005年、「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞。初の作品集『夜市』は、デビュー作にして第134回直木賞の候補作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)