「確信犯」 角川文庫 大門剛明

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私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

読み終えるまでの平均的な時間(5時間16分)

感想…

登場人物に裁判官が多い物語。誰が確信犯なのか、最後まで考えながら読んだ。

憲法第七十六条三項が、何度も登場するのだが

「すべて裁判官は、その良心に従い独立してその職権を行い、憲法及び法律にのみ拘束される」何度か読んでいると心に重く響いた。

裁判官が、揺れながらもその正義を貫く姿が見られた。

著者について

1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞をW受賞。受賞後第1作『罪火』も『雪冤』以上の出来映えと各誌から絶賛を浴びる。 –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「このおっさんが父さんを殺したんだ!」広島でおきた殺人事件の裁判、被害者の息子の叫びもむなしく、被告人は無罪となった。14年後、当時の裁判長が判決を誤ったと告白して殺害され、事態は再び動き出す。真実を追い求める女性弁護士、政界進出を目指す予備校講師、司法官僚の娘、14年前の被害者の息子。事件の関係者は広島に集い、衝撃の真相が明らかになる。司法格差の闇をあばく、本格社会派ミステリー! –このテキストは、paperb

ack_bunko版に関連付けられています。

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「優しき共犯者」角川文庫 大門剛明

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読み終えるまでの平均的な時間(4時間11分)

感想…

一緒に働いていた仲間との絆、いい人を助けたいと言う周りの人の思いが殺人事件の裏側にあるのか、残された遺産を巡るモノなのか。とにかく連帯保証人を助けようとする周りの人の気持ちが、次から次へと出てくるところ、人間として魅力的な人の周りには助けてくれる人が出てくるというような展開。救われる気がした。

内容(「BOOK」データベースより)

父から継いだ製鎖工場で女社長を務める翔子は、倒産した製鉄所の連帯保証債務を押し付けられ、自己破産の危機に追い込まれていた。翔子に想いを寄せるどろ焼き屋の店主・鳴川は金策に走るが、債権者の長山には相手にもされない。その矢先、長山が死体となって発見された。捜査に乗り出した刑事・池内は、殺人犯の他に死体を移動させた共犯者がいると推理するが―。情の鎖がすべてを繋ぐ、社会派ミステリの旗手による傑作長編。 –このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大門/剛明
1974年三重県生まれ。第29回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞をW受賞した『雪冤』で2009年デビュー。社会派ミステリの新鋭として高い評価を受け、注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
–このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

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「不協和音」大門剛明

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読み終えるまでの平均的な時間(3時間25分)

感想…

警察官の兄と検事の弟の物語。自白に対する捉え方に、若干の食い違うところがある。

推理小説だが、表面的な推理ではなくすべてもう一段深いところでの推理が必要になる構造です。

私の文章わかりにくいですね…。

その答えを導き方は2人とも異なるけれど、実の父親の無実をどこかで信じている弟の姿が最後に回間見れたような気がしています。

警察官と検察官の兄弟2人が、いいコンビだと感じました。

内容(「BOOK」データベースより)

刑事だった父は、本当に冤罪を生んだのか―。京都府警捜査一課の川上祐介は、妻を殺したと自白しながら、黙秘に転じた被疑者に手を焼いていた。そこへ、京都地検から「不起訴」の連絡が届く。それを決めた担当検事は、父が違法捜査を疑われて失職した際に別の家の養子となった弟の真佐人だった。不起訴に怒る祐介に、真佐人は意外な一言を返す。刑事と検事の信念がぶつかる連作ミステリー。文庫書き下ろし。 –このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大門/剛明
1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。2009年『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
 

 
 
 

 

ねずみ小僧は善か悪か「レアケース」大門剛明

レアケース (PHP文芸文庫)

レアケース (PHP文芸文庫)

 

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読み終えるまでの平均的な時間(3時間24分)

感想…

生活保護受給について、甘えと支援についての違いにを考えさせられました。

ねずみ小僧のしていることは善か悪か。

不正に生活保護費が受給されていることや、貧困ビジネス

本当に困っている人たちに、お金が届かずに、悪い人が儲けてしまっているような現状が見えると、どこで制度が歪んできたのだろうか、と考えさせられました。

ここに出てくる、後継者のねずみ小僧は、現金を支給するのではなく、その人に足りていない物品を配っていました。

では、制度もお金でなく物品にすれば良いのだろうか、と考えたり。

内容(「BOOK」データベースより)

生活保護者を担当するケースワーカーとして、大津市役所に勤める石坂壮馬。彼は、いっこうに自立しようとしない者や、保護費を詐取しようとする者、そして被保護者を食い物にする「貧困ビジネス」の存在に、生活保護制度の矛盾を強く感じていた。そんな中、大津市内では、あくどく稼いでいると評判の者から盗みを働き、貧しい人々に金を配る「現代のねずみ小僧」が話題になっていた。ねずみ小僧に複雑な思いを抱く壮馬だったが、ある日、彼の担当する被保護者が殺される事件が起こり…。「生活保護制度」の矛盾を突く問題作。 –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大門/剛明
1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。2009年『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞をW受賞。以後次々と新作を発表し、社会派ミステリーの新星として注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
 
 

 

犯罪者の謝罪は受け入れられるのか「罪火」大門剛明

罪火 (角川文庫)

罪火 (角川文庫)

 

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読み終えるまでの平均的な時間(4時間39分)

感想…

犯罪者と犯罪被害者等、そして犯罪被害者と加害者を結ぶ立場の仲介者のメディエーター。

それぞれの立場の人間が、立場を入れ替えながら、共有しながら登場しているところがに、どういった気持ちなのかを推し量ろうとすると、すぐには、頭がついていかなかった。

犯罪者が本当に構成しているかどうか、謝罪しているかどうか、なんて本当に誰にもわからないと感じました。

とても奥の深い問題を、物語の中で擬似体験させてもらった気がしました。

また、物語の中での言葉の使い方が上手く、最後のネタばらしで納得できました。

面白い作品でした。

内容(「BOOK」データベースより)

レトルト食品工場に勤める若宮は鬱屈を感じていた。花火大会の夜、少女・花歩を殺めてしまう。花歩は母・理絵とともに、被害者が加害者と向き合う修復的司法に携わり、犯罪被害者支援にかかわっていた。13歳の娘を殺された理絵のもとに、犯人逮捕の知らせがもたらされる。しかし容疑者の供述内容を知った理絵は真犯人は別にいると確信。かつて理絵の教え子であった若宮は、殺人を告白しようとするが…。驚愕のラスト、社会派ミステリー。

著者について

●大門 剛明:1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。三重県伊勢市在住。「雪冤」で第29回横溝正史ミステリ大賞+テレビ東京賞をW受賞。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大門/剛明
1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞及びテレビ東京賞をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

冤罪だったのだろうか…「雪冤」大門剛明

雪冤 (角川文庫)

雪冤 (角川文庫)

 

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読み終えるまでの平均的な時間(5時間46分)

感想…

死刑制度についての是非が、大きなテーマとなっている重い作品だったのですが、そのテンポの良さと、謎解きが絡み合っていて、非常に面白かったです。

被害者遺族の気持ちと、加害者遺族の気持ちと、その担当弁護士の気持ちは、それぞれ異なるのですが、遺族同士が、いがみあう事はやはり悲しいと感じました。

亡くなった人を思う気持ちをパワーにして、遺族にとっては生きていく源となっているところに、私は妙な共通点を感じながらも、物語の展開の心地よさがよかったです。

もし、私が遺族になったときに、綺麗ごとを言っていられるのだろうか、とも考えさせられました。

内容(「BOOK」データベースより)

15年前、京都。男子学生と十九歳の女性が殺され、一人の男が逮捕された。元弁護士の八木沼悦史は、死刑囚となった息子・慎一の冤罪を信じ、一人活動をしていた。だが、息子は面会を拒絶、弁護士に無罪を訴える手記を手渡す。一方、殺された女性の妹・菜摘に、真犯人を名乗る人物・メロスから電話が。メロスは悦史に自首の代償として五千万円を要求するが―。驚愕のラスト、横溝正史ミステリ大賞の傑作・社会派ミステリ。

著者について

1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。三重県伊勢市在住。「雪冤」で第29回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞をW受賞。著書に『罪火』『確信犯』

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大門/剛明
1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞、及びテレビ東京賞をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)