「リバース」北國浩二

リバース (PHP文芸文庫)

リバース (PHP文芸文庫)

 

 私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

読み終えるまでの平均的な時間(4時間38分)

感想…

主人公が殺人事件を匂わすヒントのような、超常現象を見るところから始まります。

主人公自体の以前の怪我から、もしかしたら認知にも、歪みがあるのではないかという疑いと、犯人だと思っている思い込んでいる人物への疑いと、動機がわからないこと。周りの人が怪しく見えてしまう状況。

終始誰が犯人だろうか、とすべての人を疑える要素が、ちりばめられていて、その不安定な感じが、なんとも心地悪く面白かったです。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

北國/浩二
大阪市出身。フリーライターを経て、2003年に『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』が第5回日本SF新人賞に佳作入選。2005年に同書を刊行し、デビュー。第二長編『夏の魔法』がAmazon「Best Books of 2006エディターズ・ピック」の文芸ベストに選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

誰もが振り向くような自慢の恋人をエリート医師に奪われてしまった省吾。あることからこの医師が彼女を殺してしまうと「知った」彼は、全てをなげうって奔走する。そんな省吾の「執着」に、周囲の人間はあきれ、次第に離れていってしまうのだが…。やがて、事態は思いも寄らない方向へ転じていく。痛々しいほど真っ直ぐな気持ちだからこそ、つかむことのできた「真実」とは。 –このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
 

 

「嘘」北國浩二

嘘

 

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読み終えるまでの平均的な時間(6時間1分)

感想…

題名の嘘から、色々な嘘を想像をしながら読んでしまった。

父娘の姿を見ながら自分の事と重ねあわせるところもあった。

親子はどうしても意地を張ってしまい、どんどん凝り固まっていくところ理解できた。

許せない思いを、第三者を交えながら偏った視点なく見てみると、普通に見えたり。

父親が認知症であったことも、少し距離を置いて考えられる環境になったかも知れないと感じた。

また、父親が仏を掘っていると言うこと自体が意味するもの。許して欲しいと言う気持ちと人を許して、自分も許したいという思いだったんだろう。

認知症になって、まだ掘り続けた、その仏の多さに、許しへの思いの深さを感じた。

内容(「BOOK」データベースより)

認知症の父と、その父を憎みながらも介護をする娘。その家に、ひとりの少年が暮らし始めた…。気鋭のミステリ作家による「感動&驚愕」のストーリー。 –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

北國/浩二
1964年、大阪市生まれ。2003年、『ルドルフ・カイヨワの事情』で第5回日本SF新人賞に佳作入選、05年、同作を改題した『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。