もしも俺たちが天使なら(幻冬舎文庫)伊岡瞬

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私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。

本選びの参考になれば、と思っています。

読み終えるまでの平均的な時間(4時間54分)

感想…

そう言えば、こんな詐欺師の話って今まで読んだことなかったような…と改めて思いました。(テレビドラマなんかではよくあるんですが)

最後の最後まで、誰が嘘をついているのかわからずでしたが、最終的にスッキリとしました。歳をとると、人を見た時にだいたい胡散臭いのか、本物なのかが分かるようになってきましたが、その上をいく詐欺師がいると言うことも覚えておこうと、読み終わってから思いました。

最近、重い小説が続いていたので、ちょっと気楽に読書を楽しめました。

内容(「BOOK」データベースより)

偶然出会った3人の前に、「変な男に実家が乗っ取られそう」と捷の妹が現れたのが、すべての始まりだった―。この闘いは、大金のためか、友情のためか―。“詐欺師”+“ヒモ”+“元刑事”=“正義の味方”!?野良犬みたいなイケメン小悪党トリオが、人助けのために凶悪組織に立ち向かう。最注目のミステリー作家の痛快クライムノベル。 –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

伊岡/瞬
1960年東京都生まれ。日本大学法学部卒。2005年『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞をダブル受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。 

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「教室には雨は降らない」伊岡瞬

f:id:juneberry-miyatomo:20210925205154j:plain私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

読み終えるまでの平均的な時間(5時間29分)

感想…

現代の小学生事情、保護者事情、公務員事情が入り混じりながらの推理小説でした。推理自体は軽いタッチのものでしたが、教員の事情ではブラックな一面も知ることができました。

子どもたちの抱えている問題の重さや、学校も一つの組織であるということ、保護者を含めて少し寂しい社会にいつの間にかなっていたことに気づきました。

私も含めて大人は、小学生は子どもだと思っているけれど、大人を思っているよりも大人びたことを考えるところもある。そういった子どもとの駆け引きややり取りが新鮮ながら、今までなかった感じの小説でした。

 

内容(「BOOK」データベースより)

森島巧は公立小学校で音楽の臨時講師として働く23歳だ。音楽家の親の影響で音大を卒業するも、流されるように教員の道に進んでしまう。腰掛け気分で働いていた森島だが、学校で起こる予想外のトラブルに巻き込まれていく。モンスターペアレント、いじめ、無気力教師、学級崩壊…さまざまな問題にぶつかり、手探りで解決していく中で、彼が見つけた真実とは?曇りがちな私たちの心を晴れやかにする珠玉の青春ミステリー。 –このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

伊岡/瞬
1960年東京都武蔵野市生まれ。日本大学法学部卒。2005年『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞をW受賞し作家デビュー。『教室に雨は降らない』(単行本時タイトル『明日の雨は。』)は2011年度の日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門の最終候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

「わが家」井沢満

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読み終えるまでの平均的な時間(2時間28分)

感想…

幼い頃に父親が出ていってしまい、捨てられたと思っている主人公。母、妹、父それぞれが家族を思気持ちを感じました。少年の頃に捨てられた思いが消化されていない主人公が、成人になり、父を前に乗り越えていく様子がありました。人って、乗り越えられていないものがあると、そこに留まっていて、そこから進めないように感じました。

「あとがき」から知りましたが、この本はドラマから始まっているということだと。

普通の小説だと思って読んでいたので、小説ができるきっかけってそういう方面からもあるんだと驚きました。向井理のイメージから、映像がイメージされ、そこからストーリーができていく形。それもまた面白い。

 

内容(「BOOK」データベースより)

幼いころ、大好きだった父親に目の前で家出された桜木一歩は、その日以来家族というものに不信感を抱きながら、30歳に至る現在も定職に就くことなく“レンタル家族”稼業に身を置き、ひとり刹那の日々を生きていた。しかしそんなある日、舞い込んで来た依頼はなんと実の妹・ほの香からで、結婚相手の両親に紹介するために失踪した父の身代わりを見つくろってほしいというのだ。そのせつない胸中を不憫に思った一歩は、妹のために本物の父・武士を見つけ出すべく、海辺の町でひとり暮らす母・鯛子の元に赴きその所在を問い質すのだが、返って来た答えは思いもよらぬ近くにいるという予想だにしないものだった―18年ぶりの再会の果てに待つものは一体…?父、母、息子、娘…いつのころからかバラバラに暮らす4人の葛藤と愛憎、和解と再生の歩みを通して“家族”の本当の意味と素晴らしさを真摯に、そして爽やかに謳い上げる、至高のヒューマンストーリー!! –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

井沢/満
1945年8月、日本統治下の朝鮮・京畿道京城府(現在のソウル特別市)に生まれる。終戦に伴い、0歳の時に居留日本人の引揚船で元来の郷里である長崎へ帰国。早稲田大学文学部仏文科中退後、オーストラリアに渡りワイン工場工員や児童劇団のステージマネージャーなどを経て、2年後に帰国。NHKのラジオドラマコンクールで佳作を得て脚本の道へ。「外科医有森冴子(日本テレビ系)」で芸術選奨文部大臣新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

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「代償」伊岡瞬

代償 (角川文庫)

代償 (角川文庫)

 

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読み終えるまでの平均的な時間(6時間27分)

感想…

解説に書いてあったのだが、後味の悪い嫌なミステリーのことを「嫌ミス」と言うらしい。

そういう分野があると言うことを知って驚きました。

主人公はツラい少年時代を過ごすのだが、とても良い友達とその親戚に出会って救われると言うところは、「嫌ミス」でもやはり小説的でほっとしました。

この「嫌ミス」と言うカテゴリーは、なかなか人の心に響くというか、えぐられるような感じで心の中にぐっと入っててきます。

また、それを心地よいとは感じてはいないが、心を揺さぶられる感じが心地よく?

やはり、読書で心を動かされる感覚というのは、読書の中での真骨頂で、読者が求めているものだと感じてしまいました。

この作品で言うと、達也の小学生でありながら、そこまでの世渡り術、大人の弱みを把握しそれを手のひらで転がすような行動や、振る舞いをできてしまうところが、彼の中での生育歴から来るものだと思うと、少し寂しい。

代償という題名が、誰にとっての代償だろうか、を思いながら読み進めていました。

内容(「BOOK」データベースより)

平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。運命は一転、過酷な思春期を送った圭輔は、長じて弁護士となるが、逮捕された達也から依頼が舞い込む。「私は無実の罪で逮捕されました。どうか、お願いです。私の弁護をしていただけないでしょうか」。裁判を弄ぶ達也、巧妙に仕組まれた罠。追いつめられた圭輔は、この悪に対峙できるのか?衝撃と断罪のサスペンスミステリ。

著者について

●伊岡 瞬:1960年東京生まれ。05年『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞をW受賞しデビュー。その他の著書に『145gの孤独』『七月のクリスマスカード』がある。2010年、短篇「ミスファイア」が日本推理作家協会賞短篇部門の最終候補作となる。

 
 

「いつか虹の向こうへ」伊岡瞬

いつか、虹の向こうへ (角川文庫)

いつか、虹の向こうへ (角川文庫)

 

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読み終えるまでの平均的な時間(5時間9分)

感想…

私にとっては、すべてのバランスが心地良い作品でした。

推理小説であってストーリーが良く、少しダークな部分もあり、最後には報われるような

そして、登場人物たちはそれぞれの闇を抱えている。

私向きで、良い読み心地が良かったです。

登場人物は、人とのつながりを求めていて

現代の社会では、利害関係が存在する人間関係がほとんどなんだが

人はどこかでそういうことが全く関係のない、無償の愛を与えたい、差し出したいと思っている部分があるような気がしました。

それはある意味、自己満足かもしれないけれど、相手も同じ感覚だったときに奇跡的に良い関係が生まれると感じました。

内容(「BOOK」データベースより)

尾木遼平、46歳、元刑事。ある事件がきっかけで職も妻も失ってしまった彼は、売りに出している家で、3人の居候と奇妙な同居生活を送っている。そんな彼のところに、家出中の少女が新たな居候として転がり込んできた。彼女は、皆を和ます陽気さと厄介ごとを併せて持ち込んでくれたのだった…。優しくも悲しき負け犬たちが起こす、ひとつの奇蹟。第25回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞、W受賞作。

著者について

●伊岡 瞬:1960年東京都生まれ。日本大学法学部卒。広告会社勤務。『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞を同時受賞し、作家デビューを果たす。その他の著書に『135gの孤独』がある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

伊岡/瞬
1960年東京都武蔵野市生まれ。日本大学法学部卒。広告会社勤務。2005年『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞をW受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)