「あの日」小保方晴子

科学的なことや真相はわからないけれど、当時の記者会見の様子から、その丁寧な対応にとても感心していました。その時に裏でこんなにツラい思いをしていたと知ったことと、ツラいことから逃げずに、自分の信念を貫きたいという、思いがすごく強い人だと感じた。

そもそも、凡人の私にはSTAP細胞がどうであれ、日常にはさほど影響がなかったし、小保方さんの可愛さに、マスコミが乗っかっていたのも、素人ながらにも感じていた。たぶん、多くの人がそう感じていたんではないだろうかと思う。みんな他人ごとでテレビを見ていて、また視聴率が取れるから、取材が殺到して…それがとても気の毒だったと思う。

そして、マスコミや世間の声が大きくなったところから、ビビってしまった人たちが、ハシゴを外してしまう…ということは、他でもありがちなことだと感じた。

小保方さんを知っている訳ではないが、本の内容にある思いの表現の仕方や、思考を垣間見えるだけでも、一般的な常識を持った聡明な人だと感じた。

内容(「BOOK」データベースより)

真実を歪めたのは誰だ?STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を綴った衝撃の手記。。

「小保方晴子日記」小保方晴子

「あの日」を読んで、小保方さんの思考を知りたくなり、2冊目を読んだ。

出版のために加筆修正はしているにしても、やっぱり、自分の信念を持っていて強い人だと感じた。

私は、ストレスがかかると食事が取れなくなるタイプだし、そもそも自分のために料理をすることへの魅力も感じない。でも、潰れそうな時にも、自分のために料理を作っているところから、本当に料理が好きなんだと感じた。

本の感想というよりも、困難にぶつかった時の小保方さんの心の動きを見ることで、自分との考え方との違いを感じた。私もあまり外に思いを発しないタイプだけれど、それでも「しんどい」「腹が立つ」と周りの人に発してしまう。

自分がいっぱいいっぱいの時でも、近しい人に対し自分の感情を曝け出して当たったりせず、自分の中に押しとどめているところが、あの会見で見えた彼女の姿の核の部分なんだろうと思えた。

内容(「BOOK」データベースより)

精神科入院、博士号剥奪、手記の執筆…理研退職からの650日間を綴る。STAP細胞騒動後、死の淵をさまよった孤独な闘いの記録。瀬戸内寂聴さんとの対談を再録(『婦人公論』掲載)。

著者について

小保方 晴子
早稲田大学、東京女子医科大学、ハーバード大学医学大学院、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)で研究に従事。