「癒し屋キリコの約束」幻冬舎文庫 森沢明夫

f:id:juneberry-miyatomo:20211123173258j:plain

私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

読み終えるまでの平均的な時間(5時間32分)

感想…

映像化されていたと知って、小説を読みながら映像が浮かびやすかったこととどこか繋がりました。ストーリーも登場人物も

人の心の奥にある、幸せと不幸の違いや、ふつうに生きることが人生の正解か、無駄なエネルギーを使わずに生きることが正解か、等々…50代の私にも、心に響く言葉がたくさんありました。

「才能ってのはね、成功するまで絶対に努力を止めないって、自分自身を説得し続ける能力のことを言うのよ。(略)夢が叶うまで折れずにひたすらベストを尽くし続けることーそれができる人を、夢を叶える才能がある人って言うの」

「人って長所で尊敬されて、短所で愛されるんだよ…」(略)

「短所を必死に誤魔化して、どこまでも隠し切ろうとしている人間は、愛すべきところまで隠してしまっているのかも知れない。つまり人間の半分の側面しか人に見せないから、その人はとても小さく見えてしまうのではないだろうか。

「ありがとうって言葉はさ、表の意味では感謝を表しているけど、裏側のもっと本質的な部分には、さらに大きな意味があるんだよ。」(略)

「わたしは、わたしの過去を受け入れました。そういう意味。」

短所で人は愛される…なんかわかるような気がしました。確かに短所を隠している人は、小さく見えます。

そして、相手に「ありがとう」を言えたら、過去を受け入れました。という感情が芽生える。芽生えるから言えることでもあるけれど、奥深い…。

キリコの包容力とその生き方とがとても魅力的でした。

内容(「BOOK」データベースより)

純喫茶「昭和堂」の店主・霧子は、美人なのに、ちょっとぐうたらな不思議系。でも、裏の「癒し屋」稼業では、依頼人のどんな悩みも奇想天外な手法で一発解消させる敏腕だ。ところが、そんな霧子にも悲しい過去が―。ある日、彼女宛てに届いた殺人予告。それをきっかけに、霧子は過去と向き合う勇気と未来への希望を取り戻していく。感動エンタメ。

著者について

一九六九年千葉県生まれ。高倉健主演で話題になった『あなたへ』をはじめ、吉永小百合主演の『虹の岬の喫茶店』や『津軽百年食堂』『ライアの祈り』も映画化され、ベストセラーに。その他の著書に『大事なことほど小声でささやく』『夏美のホタル』など。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。