冤罪だったのだろうか…「雪冤」大門剛明

雪冤 (角川文庫)

雪冤 (角川文庫)

 

 私が、Kindle本を耳読した本を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

読み終えるまでの平均的な時間(5時間46分)

感想…

死刑制度についての是非が、大きなテーマとなっている重い作品だったのですが、そのテンポの良さと、謎解きが絡み合っていて、非常に面白かったです。

被害者遺族の気持ちと、加害者遺族の気持ちと、その担当弁護士の気持ちは、それぞれ異なるのですが、遺族同士が、いがみあう事はやはり悲しいと感じました。

亡くなった人を思う気持ちをパワーにして、遺族にとっては生きていく源となっているところに、私は妙な共通点を感じながらも、物語の展開の心地よさがよかったです。

もし、私が遺族になったときに、綺麗ごとを言っていられるのだろうか、とも考えさせられました。

内容(「BOOK」データベースより)

15年前、京都。男子学生と十九歳の女性が殺され、一人の男が逮捕された。元弁護士の八木沼悦史は、死刑囚となった息子・慎一の冤罪を信じ、一人活動をしていた。だが、息子は面会を拒絶、弁護士に無罪を訴える手記を手渡す。一方、殺された女性の妹・菜摘に、真犯人を名乗る人物・メロスから電話が。メロスは悦史に自首の代償として五千万円を要求するが―。驚愕のラスト、横溝正史ミステリ大賞の傑作・社会派ミステリ。

著者について

1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。三重県伊勢市在住。「雪冤」で第29回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞をW受賞。著書に『罪火』『確信犯』

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大門/剛明
1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞、及びテレビ東京賞をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
  

 

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