若くいて逝った作家 小坂流加「余命10年」

余命10年 (文芸社文庫NEO)

余命10年 (文芸社文庫NEO)

 

Kindle本を耳読しています。

読み終えるまでの平均的な時間(4時間17分)

「生きてさえいれば」を読んで、小坂流加という作者を知り「余命10年」も読みたくなりました。

今回は、読む前から作者が亡くなっている、という目で読んでいるので、読みながらもいろいろ考えてしまいました。

主人公には、自分の先の姿がわかっているので、相手を思いやると言う気持ちが強くなるのだが、知らせずに離れていくこと、それが思いやりなのだろうか、とも途中では考えました。

自分に安息を与えてくれる人が出てきたおかげで、死を恐れるようになった。

安心させてくれる人の存在と言うのは、死が怖くなってしまう存在だったようです。

わかるようだけれど、本当にはわからない気持ちだろうと思いました。

そして、発想や設定に臨場感があり、セリフにも心を打たれるものが多かったです。

普段、余命を気にしていない私たちは、こういう物語があると

予定調和的というか、どこかハッピーエンドを求めるというか、実際、いい話しか耳に入ってこないのだと感じました。

その裏で、病気と闘っておられる方々には、語り尽くせない思いがたくさんあるのだろうと思いを巡らせました。

私が読んだこの2冊の本では、私はこういうことを感じた主人公を知ることができました。

これら本によって、今まであまり知られていなかった方々のそういった思いが、少しでも世にでたのではないだろうか。

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